クラシック名曲を聴く:シャルル・グノー 歌劇「ファウスト」よりバレエ音楽
こんばんは。 今日は音楽鑑賞記事を書いていきます。何を書こうかは色々迷ったんだけど、今回は私が好きなフランスの作曲家グノーの名曲、歌劇「ファウスト」よりバレエ音楽を紹介したいと思います。
曲の紹介
この曲は、ゲーテの戯曲「ファウスト」を元にした歌劇の第五幕に、バレエ音楽として挿入される管弦楽です。グノーの曲としてはおそらく最も有名であり、演奏会などで取り上げられる機会も多い、とても素敵な作品です。私がフランス音楽にハマった最初の作品でもあり、メロディックで抒情的な旋律はいつ聞いても褪せることなく響きます。
フランス音楽とは
私も詳しく語れるほど知識がないので、あくまで紹介というレベルですが・・・。 ラヴェルやベルリオーズ、サン=サーンス、フォーレなどの作曲家が活躍した時代の音楽のことを指す、繊細で軽やかな音楽です。同時期のドイツ音楽とはかなり趣が異なり、あまり伝統的な形式に拘りすぎない作風ですかね。
グノーについて
シャルル・グノーは私が最も好きな作曲家の一人です。グノーというと、アヴェ・マリアの編曲が有名ですが、歌劇曲を多く書いており、今回紹介する歌劇「ファウスト」もバレエ音楽ではありますが、歌劇として作曲された曲の一部です。他にも器楽曲は幾つか書いていますが、個人的には「交響曲第二番 変ホ長調」が好きです。こちらもYoutubeに幾つか録音があるようなので、機会があれば紹介したいと思います。
曲の紹介
この曲はぜひ、楽譜を見ながら聞いてみてほしいです。かなり見やすい楽譜になっており、スコアリーディングの入門に最適だと思います。 楽譜については、IMSLPで無料で見られるので、ぜひ音楽に合わせて楽譜も見てみてください。 http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/f/f2/IMSLP251585-SIBLEY1802.24403.0126-39087011205566score.pdf
聴き所
第1曲 ヌビアの踊り(0:00~)
- 0:23 ~
- 弦楽器主体の美しいメロディ
- 0:58 ~
- この曲に限りませんが、全体が休符になり、音楽に「静」が生まれるところはとても好きです。メリハリが付きますね
- 1:55 ~
第2曲 クレオパトラと黄金の杯(2:33~)
- 3:07 ~
- 第一&第二ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロのトゥッティ。こういう思い切ったオーケストレーションが本当に素晴らしい
- 5:14
第3曲 ヌビア奴隷の踊り(7:19 ~)
第4曲 クレオパトラとその奴隷たちの踊り(8:53~)
- 8:53 ~
- ここの3番トロンボーンに最高にかっこいいと思う。1st, 2ndと違う、ベースラインの動きをするのっていいよね
- 9:27 ~
- 終始ハネたリズムが続く中、ちょっと楽器編成を変えて第二主題。裏でいい味出してるトランペットも好き
第5曲 トロイの娘の踊り(10:36~)
- 10:47~
- ハープとフルートのアルペジオが綺麗
- 11:09
- 12:27~
- 半音ずつちょっとずつ上昇していく感じが堪らなく気持ちいいメロディ
第6曲 鏡の踊り(13:10~)
- 13:10 ~
- 全体を通してかなり軽めのリズムの曲。第五曲がかなりしっとりした曲、第七曲がめちゃんこ激しい曲なので、良い感じで曲が引き締まってますね
第7曲 フリネの踊り(15:05~)
- 15:05
- フォルテッシモで激しく演奏。ここまで優しい舞曲が多かったけど、この曲は結構激しくて、全体を通していい意味でメリハリが効いていますね
- 16:20
- ここホント好き 曲全体通して激しいけど、前の舞曲を思い出したように少し優しくなる感じいいなぁ
感想
私は特に音楽大学でクラシックを学んだりしていた訳ではなく好きで聞いているだけなので、音楽的な良さはあまり伝えられません。音楽的な解説も出来るわけではなく、ただただ紹介と感想を書くだけになってしまいましたが、至高の名曲だと思います。メロディックな曲が好きな人はぜひ、全曲聞いてみて下さい。また、もし名盤等ご存じの方いらっしゃいましたら教えてほしいです。 Youtubeで色々聞ける、良い時代になったものだと思います。次はまた違う曲を、紹介できればと思います。